下大沢 駿|Shun Shimoosawa
2018
インスタレーション|上田哲也との共同制作
コンクリート(100個の頭部像)、陳列棚、鉄板、H鋼、単管パイプ、ロープ、バケツ、音響機器、油性ペン、指示書
ギャラリーの2階部分に、鑑賞者への指示書とコンクリート製の頭部像が100個陳列され、それらを1階に落とすための装置が設置されています。指示書に従って、鑑賞者は頭部像を選び、自分の名前を書き残すことと引き換えに、装置を用いて一階に落とします。落とされた頭部像は1階に設置された鉄板の上に落ちて壊れます。鉄板の下にはマイクとエフェクターが設置され、落下音を集音し周囲に設置されたスピーカから拡散します。落下音は大きな重低音に変換されてギャラリーに反響します。もはや瓦礫の中から自分が落としたものを見つけることは困難です。
私たちは無邪気に様々なものを消費します。私たちの言葉や行動は、無責任な連鎖で広がってくのでしょう。